みんなで集まって、会話が始まっても、なぜか自分の周りだけ、いつも盛り下がっているなんて経験もあるのではないでしょうか?そんな時はちょっと寂しい気持ちにも。実は、改善できるヒントが相手の会話の中にあるのです。ヒントを使うと会話が広がり、話が弾ませることも可能。なぜならば、言葉のヒントを使うだけで、相手の無意識に「あなたの話を聞いていますよ。」と伝えることができるから。今回の記事は相手の言葉にヒントがあるコミュニケーションテクニック。近年は、人との関わりが希薄で承認欲求が満たしにくい時代。ぜひ、コミュニケーションスキルの一つとして、相手の言葉をヒントにするバックトラッキングのテクニックをマスターしましょう!
バックトラッキングとはどんなテクニック?
バックトラッキングとは、相手の使った言葉を自分もそのまま使うことで、相手に対して「話を聞いていますよ。」と伝えるテクニック。また、バックトラッキングは、相手が発言した言葉をそのまま使うため、相手の話に同意をしている印象を与え、話し手に「もっとあなたと話をしたい。」という感情を持ってもらえます。ただ、相手の言葉をそのまま使うので、相手の話をちゃんときいて、内容を理解して使わないと、逆効果なんてことも。当然ですが、相手の話はちゃんと聞きましょう。
では、円滑なコミュニケーションに導くためのバックトラッキングは、どのように使うのでしょうか?また、ポイントはあるのでしょうか?ただ単に、相手の言葉を繰り返せば良いと思われた方は、注意が必要なので、ポイントほ押さえてくださいね。
バックトラッキングの2つのルール
バックトラッキングのルールは2つです。①相手の会話の中からキーワードを1つ選定すること②相手が使った言葉をそのまま返すこと。バックトラッキングは、相手の言葉をそのまま返すので、意外と「簡単」と思う方もいらっしゃいますが、使い方を間違えると相手に不信感を与えてしまい信頼関係に溝ができるなんてことも。なので、バックトラッキングを使用する際は、2つのルールと次にご紹介する3つのポイントは必ずおさえましょう。
あなたが同じ意味と思って使った他の言葉が、もしかしたら、相手には「そうゆう意味じゃないのに。」と誤解をうむ可能性も。せっかくの信頼関係構築の場面が台無しになっては、とても残念ですよね。では、どんなポイントに気をつければ良いのでしょうか?
バックトラッキングの3つのポイント
バックトラッキングのポイントは3つです。①相手が話した事実を返す②相手が言葉にして感情を返す③相手に理解していることを伝えるために要約して返す。バックトラッキングは、できるかぎり相手のフレーズを使用するのが基本ルール。ただ、あまり相手のフレーズを使いすぎると、不自然になったり、嫌悪感を持たれることもあるので注意も必要です。せっかくのテクニックを有効的に活用するためにも、上記3つのポイントをマスターしましょう。
バックトラッキングは、話し手が、伝えたい内容を理解してもらっていると実感でき、信頼関係の構築につながるテクニック。聴き上手になるためには必要なスキルの1つなので、ぜひ、総務職の方はマスターしたいですね。
まとめ
バックトラッキングは円滑なコミュニケーションを進めるためには、かなり効果的なテクニック。その反面、使い過ぎると相手をイラッとさせてしまうこともあります。まずは、身近な人で練習して、慣れてから職場で活用するのがオススメのやり方。相手の会話のポイントになる部分をバックトラッキングするので、当然ですが、相手のちゃんと理解するのが前提。バックトラッキングを身につけて、信頼される総務を目指しましょう!
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